このところ気になっていること。
どうしたら 人を元気づけることができるのか ということ。
落ち込んでいる時、どうしたら元気になれますか。
落ち込んでいる人を、どうしたら元気づけられますか。
作家の五木寛之と、築地の癌センターの所長(すみません。お名前忘れました。)の対談を読みました。
「落ちこんでいる時に、元気の出る音楽を聴いて、元気になれますか?」
「いえ、まったその逆というか、気分が滅入っている時にはなおさらどっぷり浸れる曲を聴きますね。」
二人とも普段はジャズやクラシックがお好きらしいのですが、気分が滅入ったりきりきりしたりするときにはなぜか「演歌」を聴くらしいのです。
二人ともあげた曲は、「天城越え」「北の宿」「津軽海峡冬景色」「船歌」・・・どれも物悲しい曲。
癌センターの手術室では、大音量で都はるみの「北の宿」なんかがかかっているらしいです。何時間にも及ぶ手術の間中。その方が集中力が持続すると言います。
このお話は、やはり演歌を普段聴かない私にとって、とても不思議に思えました。
自分を奮い立たせる方法、元気にする方法→おもいっきり落ち込んでみる。。。。?
発想の逆転で、何とか元気になろうとじたばたするより、涙がぽろぽろするような悲しい映画を見るとか、殷々とした曲を聴くなどしてもっと悲しい気持ちにどっぷりつかる。悲しみにどっぷりつかるというのは、一つに「集中」している状態だから手術室でも効果的なわけです。
確かに、たいていの演歌は迫力があり、その曲がかかっている間は他のことなど考えられず、嫌がおうでも歌のなかの場面に連れて行かれます。
そして、存分に浸ったあとでは、かなりすっきりさっぱりけじめがつけられる。
こう考えると、「落ち込み思考」はまんざら悪くはないかもしれません。


