「季節のしつらえ」 佐藤2007-06-08 Fri 17:28 年々夏が来るのが早くなっているような気がします。 夏が苦手だから、なおさらそう感じるのかもしれません。蒸暑い毎日を少しでも気分良く過したい、と思いをめぐらせていましたら、ふと「しつらえ」という言葉が浮びました。 しつらえ(設え)=整え準備すること 気候にあわせて、過しやすいバージョンに家の中や身の回りを模様替えをする「季節のしつらえ」は、エアコンの普及と共に最近はあまり行われなくなってしまいましたが、一昔前はどの家庭でも普通におこなわれていました。 私は設えというと、ことさらに夏のしつらえを思います。 こたつをしまい、い草の花ござを敷き、窓には葦簀(よしず)やすだれで日除をし、どこからか風鈴がでてきて・・・・吊り忍、打水、素足に下駄。四季がハッキリしているせいか、夏のしつらえには日本固有の懐かしい響きの言葉が多いようです。 私が育ったのは純和風の家庭でしたが、毎日が蒸暑くうっとうしいなあと思い始めるちょうど今頃の季節、ある日家に帰ると座布団カバーが、それまでの暖かそうな色合の物から、一斉に涼しげな色と素材の物に掛替えられていて、子供心にも颯爽とした気分になったのを憶えています。そうそう、布団襟もビロードからこざっぱりした綿素材に付け替えられていましたっけ。 ちょっとしたことで気分は変ります。 暑いと感じているのは自分の気分でもあります。 地球温暖化への懸念から、毎日の生活を省エネで我慢するのも大事でしょうが、今年は一歩進んで積極的に、楽しみながら美しさと快適とを求めて日本の伝統的知恵を取入れてみませんか。素足に下駄はとても気持いい肌触りですよ。パジャマ代りに浴衣をおろしてみようかな。 |
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